【住まいの防災】地震に備えて家の安全対策をしよう!

地震による家具転倒の危険から身を守る

地震による家具転倒の危険から身を守る

地震大国の日本では各地で頻繁に地震が起こっており、いつ自分の地域で発生し被害に遭うかわかりません。しかし、地震対策は何もしていない、という人も多いのではないでしょうか。

1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の死者は約6433名にものぼり、その約8割は家屋倒壊や家具転倒などによる圧死・窒息死でした。また4万人を超える負傷者の原因を見ると、約6割は家具や電化製品の転倒・落下、約1割は窓ガラスなどの破片によるものでした(出典:ホームページ「おかやま防災ポータル」より)。これを見ると、住まいにきちんと地震対策がしてあったなら助かったかもしれませんし、ケガをしなかったかもしれませんよね。そこで今回は自分自身の、また家族の命と体を守るためにしておきたい、住まいの安全対策をご紹介します。
家具の配置を工夫して転倒から身を守ろう

家具の配置を工夫して転倒から身を守ろう

地震の揺れで家具が転倒してしまった場合に、人にぶつかったり避難路をふさいでしまったりしないよう、家具の配置や向きを工夫することが大切です。特に気をつけたいのは、寝室や子ども部屋にできるだけ家具を置かないことと、出入口付近に家具を置かないことです。寝室に家具を置く場合は、家具の高さ以上に離れたところで寝るか、家具の側方で寝るようにしましょう。また、家具の転倒範囲に机などを置いて床面まで倒れるのを防ぐ、テレビなど飛んで行く危険のある電化製品を枕元に置かないようにする、といった工夫も一策です。
転倒のおそれがある家具を固定しよう

転倒のおそれがある家具を固定しよう

転倒の危険を少しでも防ぐためには、柱や鴨居、壁、天井などに家具を固定することが大切です。固定方法としては、つっぱり棒の仕組みを利用した「ポール式器具」で天井と家具を固定する方法、金具やベルトを使って家具を壁に固定する方法、家具と床の間に粘着マットやストッパーを差し込んで固定する方法などがあります。

家具を壁に固定する時には、壁の中に隠れている桟(さん)の部分に固定するのが効果的です。ホームセンターなどで壁の桟を見つけるためのセンサーやプッシュピンが市販されていますが、壁の種類によっては金具を打てない場合もあるので施工会社に問い合わせてみるのがよいでしょう。

集合住宅の場合、賃貸でも分譲でも隣戸との境や外部に面する壁は一般的に共用部分とされるので、金具などを取り付けられない場合もあります。金具など取り付けても良いかどうか、まずは管理事務所や管理組合にも確認しましょう。
窓ガラスや塀など家のまわりも見直しをしよう

窓ガラスや塀など家のまわりも見直しをしよう

家具や電化製品の転倒・落下による負傷の次に多いのが、窓ガラスなどの破片による負傷です。網入りガラス、強化ガラスなど窓ガラスそのものを地震に強いものに換えるのが理想的ですが、手軽な対策方法として窓ガラスに飛散防止フィルムを貼るのがおすすめです。ホームセンターなどで安価に購入できますが、隙間なくぴったり貼り付けないと効果が弱まるため、自分で貼るのが難しければ施工会社に依頼してもよいでしょう。

また、倒壊したブロック塀や石塀などの下敷きになってしまうケースがあります。基準通りの鉄筋が入っていないことや、転倒防止の控え壁を設置していないなど、施工上の欠陥による被害も報告されていますので、もう一度自宅の塀を点検してみましょう。また、瓦などの屋根材はきちんと取り付けられているかなど、自分や家族はもちろん、通行人に被害を与えることのないように日頃からメンテナンスをしておきましょう。
地震後の電気火災の対策をとろう

地震後の電気火災の対策をとろう

大地震の際は火災もよく発生しますが、その原因の多くは電気が関わっています。例えば、東日本大震災の本震による火災の過半数は電気関係の出火でした。地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、停電が復旧したときに発生する火災を防ぐために「感電ブレーカー」の設置が推奨されています。これは地震の揺れを感知して自動的に電力供給を遮断する機器で、ブレーカーのスイッチを落とす簡易なタイプであれば、ホームセンターや家電量販店で1個3~4千円程度で購入できます。電気工事が伴うタイプの設置は工務店やメーカーなど専門会社に相談しましょう。
大地震の直後は関心が高まっても、時が経てば忘れがちな地震対策。岡山県では、近い将来に発生が予想される「南海トラフ地震」などの大震災に備えて、各地域で予想される揺れの強さや液状化の危険度、津波による浸水範囲などを地図に表した「岡山県防災マップ」を作成しています。こちらは岡山県の防災情報サイト「おかやま防災ポータル」で確認できるようになっており、サイトでは、日頃から各家庭や個人で災害対策をしておくことの重要性を説いています。

また、毎年9月1日の「防災の日」を始め、年4回(3月1日、6月1日、9月1日、12月1日)は「防災用品点検の日」です。そのような日をきっかけに、家族と地震が起きた時の避難について話し合い、非常持ち出し用品が古くなっていないか確認するなど、日頃から意識を高めておきたいですね。

「おかやま防災ポータル」より「地震にどう備える?」